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喫煙に関連する慢性呼吸器病(慢性閉塞性肺疾患COPD)

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)は慢性閉塞性肺疾患の英名で、代表的な慢性呼吸器疾患の一つです。喫煙(タバコ)により肺が冒され、20年ほど経過すると、咳、タンの症状が出てくることがあります。放置すると、生活に支障が出てくる病気です。

症状について

COPDの初期は無症状で、自覚のないことがあります。病気が進行すると、呼吸の効率が悪化して、息切れや、たんの増加などの症状が出てきます。初めは階段や坂道での上りの際に症状が現れますが、次第に入浴やトイレへの歩行などの日常動作にもあらわれるようになります。重症化すると、通常の呼吸が困難にになり、酸素吸入療法が必要になります。

治療について

以前は、治療方法がない病気と言われていたこともありますが、現在では、治療可能な病気であることが浸透しています。

COPDの初期段階で、喫煙されている方には、これ以上の進行を止めるために、禁煙をお勧めします。禁煙できない方にも治療は可能です。症状の段階によって、吸入薬などの薬物投与による治療を行うことがあります。重症例については、入院治療が可能な病院と連携して治療にあたります。酸素吸入療法は火気厳禁ですので、禁煙後の案内となります。

自覚症状が無くても、特に喫煙されている方は、COPDである可能性があります。出来るだけ早い段階で当院にご相談ください。

 

基幹病院との連携について(調整中)

COPDは、状態が悪化することがあり入院が必要になる可能性があります。また、肺癌など、他の喫煙関連疾患を併発する可能性があるため、基幹病院との連携が重要になります。

当院から、基幹病院医師への紹介も可能ですし、基幹病院の医療機器(CT)を利用して、当院で経過を見ることも可能です。

(基幹病院と当院の2医師でフォローする場合)

基幹病院では年1〜2回の通院をおこない、CTや肺機能検査などをおこないます。当院では、月1回程度通院していただき、投薬の管理を行います。

(当院医師がフォローする場合)

当院に月1回程度通院していただきます。当院医師が必要と判断した場合、精密検査(CT撮影など)をオーダーして基幹病院で撮影し、結果は当院で説明します。

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